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河川敷で「生徒個人カード」32人分見つかる 都立高で紛失の一部

東京都立狛江高(狛江市)で生徒の氏名や住所などの個人情報が記された「生徒個人カード」40人分が紛失した問題で、都教育委員会は22日、このうち32人分のカードが多摩川河川敷で発見されたと発表した。学校側は何者かが持ち出して捨てた可能性があるとみて、窃盗容疑で警視庁調布署に被害届を出した。  紛失したカードはA4判1枚で、1クラス40人分が同じファイルにとじられていた。担任教諭が職員室にある自席の鍵付きの引き出しに保管していたが、9月1日にファイルごとなくなっていることが判明した。  都教委によると、19日朝、多摩川河川敷で通行人が21人分のカードを発見し警察に届け出た。連絡を受けた教員が現地を探すなどしたところ、計32人分のカードとファイルが見つかった。残る8人分は見つかっていない。  担任教諭は「学校の外には持ち出していない」と説明しているという。当時、引き出しには鍵がかかっておらず、都教委は「施錠できる棚に保管するなど再発防止策を教職員に周知する」としている。