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不祥事相次ぐ千葉県警 本部長、県議会で「深くお詫び」

千葉県警の警察官による不祥事が相次ぐ中、田中俊恵本部長は22日、開会中の県議会本会議で「被害者をはじめ、県民の皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪した。今井勝氏(自民、我孫子市選挙区)の代表質問に対する答弁。田中本部長は不祥事の防止に向け、指導や職員の心情把握などを徹底すると強調した。 県警は20日、既に盗撮容疑で逮捕されていた捜査4課の警部について、さらに成人女性を脅して乱暴したとして強制性交と住居侵入の疑いで再逮捕。これを受け、田中本部長は「警部が凶悪事件の被疑者として再逮捕されたことは、大変重く受け止めている」と頭を下げた。 田中本部長は不祥事の再発防止に向け、▽県内外で実際に発生した不祥事をふまえた教養資料を作成▽職員が抱える不安や悩み事への支援に向けた面接など、きめ細やかな心情把握を徹底▽警察職員としての職責の自覚や高い規範意識を醸成するため、職務倫理教養を推進-といった従来の対策を説明。 その上で「今後も安全で安心できる県民生活を確保するため、職員一人一人に対して指導教養を徹底する」と再発防止に向けた取り組みを約束した。 県警の警察官をめぐっては2日、県警察学校に入校していた巡査24人がトランプ賭博を行ったとして懲戒などの処分を受けた。4日には船橋市内で夏休み中だった巡査が職務質問され、大麻の陽性反応が出るなど、不祥事が相次いでいる。