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搾取、わいせつ…4人同時処分「神奈川県警で不祥事が相次ぐ背景」

現金搾取に強制わいせつ……。

神奈川県警監察官室は3月18日、警察官4人を懲戒処分にしたと発表した。4人とも書類送検され1人は懲戒免職処分となり、3人は依願退職したという。同時に複数の警察官が罰を受けるのは、異例なことだ。

「懲戒免職処分となったのは、大船署の31歳・男性巡査長です。窃盗事件で逮捕された高齢の男女の容疑者から、『被害者への弁償金を払え』という趣旨の発言をし現金をだまし取っていたとか。まず昨年2月、80代の男性容疑者から10万円を受け取り8万円を被害者へ。差額の2万円を着服していたようです。同年6月には、別の事件の70代・女性容疑者から16万円を搾取。調べに対し巡査長は、『賭け事に使うカネがほしかった』と容疑を認めています。

他の3人は川崎署や大和署に勤務していた、いずれも20代から30代の男性巡査です。小田急江ノ島線内で女子高生の下半身を触ったり、商業施設で女性のスカートの中をスマートフォンで撮影した疑いが持たれています。3人は『性的欲求を満たすためだった』などと容疑を認め、依願退職しました」(全国紙社会部記者)