滋賀県野洲市の小学校で、50代の男性教諭が特定の男子児童を「みんなでスルー(無視)しよう」と呼びかけるなど、いじめ行為をしていたことが分かりました。市教委は午後4時から会見を開き、冒頭、西村教育長が「子どもを一番守るべき担任がクラスの児童に対しいじめを起こしてしまいました。保護者のみならず、児童にも申し訳ないことした。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。 【写真を見る】市教委が会見 原因は「忙しい中気持ちのゆとりを失って…」 野洲市教育委員会によりますと、問題の教諭は、市立小学校で2年生のクラスを担任する男性教諭(50代)です。 今年5月以降、授業中に質問をした男子児童に対して「本当に言葉を知らんな」「みんなでスルーしよう」などと、数回にわたり発言し、周りの児童らも同調するようになっていったということです。 今年7月の3者面談では、男子児童の保護者に「お子さんは発達障がいなので、検査を受けるべき」とも発言。 保護者からの指摘を受け、学校側は、教諭に聞き取りした結果「いじめ発言があった」と認定しました。 教諭は先月中旬から「体調不良」により、休職しているということです。 男子児童は、学校を休むことなく登校しているといいますが、学校側の聞き取りに対して「言葉を知らなかった自分が悪い。ただ、同級生からも同じような言葉を言われたことは嫌だった」と話したということです。