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武村正義さん死去 88歳 細川政権で官房長官 元さきがけ代表

元さきがけ代表で、蔵相や官房長官を務めた武村正義(たけむら・まさよし)さんが9月28日、死去した。88歳。

 1934年8月、滋賀県玉緒村(現・東近江市)生まれ。東大教育学部、経済学部を卒業後、62年に自治省(現・総務省)に入省。地方課長、官房調査官を経て退官し、71年に滋賀県八日市市(現・東近江市)の市長選で当選。74年から同県知事を連続3期務めた。86年、衆院旧滋賀全県区から初当選し、4期務めた。

 当初は自民党に所属したが、93年6月に離党し、新党さきがけを結成。同8月に発足した非自民8党派による細川連立政権で官房長官に就いた。しかし、新生党代表幹事の小沢一郎氏との対立が深まり、続く羽田政権でさきがけは閣外協力に転じた。