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水戸の街なかでグリーンスローモビリティー導入実験 茨城

グリーンスローモビリティー(以下グリスロ)とは、時速20キロ未満で走行する7人乗り(運転手含む)の電気自動車。電気を動力とするために二酸化炭素を排出しない環境に配慮したモビリティー

 グリスロの導入実験は同協議会が主催する、水戸のまちなか再生に向けた社会実験「水戸まちなかリビング作戦」の一環。自家用車への依存度が高い現状に代わる新しい移動手段として街なかでの需要があるのか、受け入れられるのかなどについて検証する。水戸市が実験に先立ちグリスロの愛称を募集し、一般公募でTOCO-TOCO(トコトコ)として運行することが決定した。

 運行ルートは南町、泉町周辺の裏通りを1周約20分で巡回し、水戸協同病院や水戸芸術館などの12の停留所で乗降可能。実験エリアの沿道店舗などで配布しているリーフレットに掲載するQRコードを読み込むと車両の位置情報を知ることができる。

 トコトコの運転はプロのタクシードライバーが行う。トコトコの運転手によると平日は20~30人、土曜・日曜は60~70人の乗車があり、特に利用の多い客層は子ども連れの親子、次に高齢者。子ども連れの親子の場合、主に子どもが興味を持って親子で試乗する。高齢者の場合は日常生活の足としての利用が多く、特に足の悪い高齢者からのニーズが高いという。