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稲毛高校で女子トイレ盗撮 9台の小型カメラ購入、元教諭が起訴内容認める 弁護側「過重労働の影響で抑えられず」 千葉地裁で初公判

勤務校の女子トイレで盗撮したとされる事件で、建造物侵入と千葉県迷惑防止条例違反(盗撮)の罪に問われた元市立稲毛高教諭、滝口大介被告(36)=千葉市花見川区=の初公判が27日、千葉地裁(守下実裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。検察側は「計画的で極めて卑劣」と懲役6月を求刑。弁護側は「過重労働の影響で行動を制御できなくなっていた」と執行猶予付き判決を求め即日結審した。判決は3月15日。  検察側の冒頭陳述などによると、被告は2018年以降、計9台の小型カメラを購入。22年9月ごろから複数回、充電器のように見せかけたカメラをトイレ個室内のコンセントに設置していた。  犯行のきっかけについて被告は「衝動的にとしか言えない。性的な意図があったとしか思えない」と供述。現在は性加害者向けの専門治療を受けており「性衝動を抑えられない性嗜好(しこう)障害と双極性障害と診断され、過重労働などが背景にある」と説明した。  検察側は論告で「安心できるはずの学校で被害に遭う精神的苦痛は甚大。常習的で、弁解も不合理のため再犯可能性が高い」と主張。弁護側は「自首するなど反省しており、被害者の1人と示談が成立している」と情状酌量を求めた。  起訴状によると、昨年11月29日、同市美浜区の同校女子トイレに侵入して個室内に小型カメラを設置し、女性の体を撮影したとされる。同11月中旬ごろにも同様の行為をしたとして追起訴され、被告は起訴内容を認めた。  被告は昨年12月に懲戒免職処分を受けている。

 

市立船橋バレー部顧問を逮捕 “体罰2分間”防犯カメラに 体育館で上半身裸、髪の毛を鷲づかみ 千葉県警

千葉県の市立船橋高校の男子バレーボール部の顧問の男が、男子部員の髪の毛を鷲づかみにして、引きずるなどした疑いで逮捕された事件で、体罰の様子が、体育館の防犯カメラに捉えられていたことが分かった。

暴行の疑いで逮捕されたのは、市立船橋高校の教師で、男子バレー部顧問の石井利広容疑者(60)。石井容疑者は、けさ、身柄を千葉県警船橋署から検察庁に送られた。警察車両に乗り込む際、石井容疑者は、険しい表情を見せていた。 調べによると、石井容疑者は、去年11月18日午後6時半ごろ、学校の体育館で、バレー部の練習中に、ミスをした男子部員に対して激怒。練習着を脱がせ、上半身を裸にさせて、髪の毛を鷲づかみにして引きずったという。 さらに、被害者の男子部員の顔面にめがけて、複数回、ボールを投げつけたとのこと。男子部員にけがはなかったとみられている。この2日後、バレー部の関係者から、船橋署に対して「バレー部顧問から部員が暴行・暴力を受けている」との通報があり、事件が発覚したという。 石井容疑者による体罰は、午後6時半ごろから、およそ2分間に渡って続いたが、その様子は、体育館の防犯カメラに捉えられていたという。 市立船橋高校の男子バレー部は全国大会の出場経験も多い名門。石井容疑者は、市立船橋高校に勤務して35年。1985年から、男子バレー部の指導に当たっているという。 石井容疑者の認否は明らかにされていないが、船橋署は、今後、他の部員らに対する体罰についても捜査する方針だ。