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茨城県守谷市が「スワローズタウン」に ヤクルト2軍が移転

茨城県の守谷(もりや)市が「スワローズタウン」に-。守谷市プロ野球東京ヤクルトスワローズは、2軍施設の同市移転に向けて協議を進めている。プロ野球2軍の本拠地が県内に置かれるのは初めて。市では2軍施設移転をきっかけに、スポーツによるまちづくりを進める一方、住民の地元への愛着心を高め広範囲な地域活性化活動にもつなげたい考えだ。

 

守谷市によると、整備するのは球場やサブグラウンド、室内練習場、選手寮などで、令和8年度の開業を目指す。現在、埼玉県戸田市に2軍施設があるが、老朽化が進んでいる。元年10月の台風19号による球場浸水をきっかけに、移転先を探していた。

球団は、東京都内や埼玉県内など近くでの移転を模索したが、土地や施設の確保が困難と判断した。1軍本拠地の明治神宮野球場(東京都新宿区)へのアクセスを考慮。まとまった土地が確保できることや将来的に常磐道守谷サービスエリア(SA)にスマートインターチェンジ設置計画があることなどから、誘致に熱心な守谷市への移転を決めた。

球場などの具体的な場所や施設の概要などは、今後球団とヤクルト本社守谷市の3者で協議を進めるが、球団側は守谷SAに近い場所を希望している。