警視庁が誤認逮捕 日本刀で「暴力団なめんな」と脅した容疑者は別人

警視庁は26日、神奈川県内の30代男性を同日、暴力行為等処罰法違反容疑で誤って逮捕したと発表した。逮捕から約2時間40分後に釈放し、謝罪したという。 　刑事総務課によると、4月22日に東京都八王子市内でトラック同士の交通トラブルがあり、片方のトラックを運転していた男が日本刀のようなものを持ち出し、トラブルの相手に「暴力団なめんな。殺してやる」と脅す事件が発生した。110番通報を受けた高尾署が捜査し、被害者側のドライブレコーダーの映像から加害者側のトラックを特定して所有者である男性が事件を起こしたとして26日に逮捕したという。 　しかし男性が「全くわからない」「覚えがない」と強く否認したため、署員がドライブレコーダーの映像を改めて確認。現場にいた男と体格が一致しないことがわかり、誤認逮捕が発覚した。 　刑事総務課の原田章治課長は「男性に対して心からおわび申し上げる。今後このようなことが発生しないよう、指導を徹底していく」とコメントした。