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鳥取県 県スポーツ課元職員の被告(29)懲役2年6月 求刑懲役3年6月

鳥取県職員の同僚だった男性(26)の腹部に熱したスプーンを押し付けるなど暴行し、けがを負わせたとして傷害罪に問われた県スポーツ課の元職員佐々木耕大被告(29)=退職=に、鳥取地裁は4日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。

佐々木耕大 鳥取県職員 懲役

 

 県などによると、被告は鳥取城北高の相撲部時代に全国高校総体(インターハイ)の相撲個人で優勝した「高校横綱」だった。被告は大学時代の相撲部で男性の先輩だった。

判決理由で多田裕一裁判官は「被告は相撲部の先輩、後輩関係を背景に男性に日常的に暴行していた」と認定し「男性の苦痛は大きく悪質な犯行」と述べた。

 

求刑懲役3年6月は、検察側として実刑を強く求めていた現われであったが、近年執行猶予が付くことも多く、検察側の控訴も考えられる。