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大麻所持・使用の機動隊員を懲戒免職 千葉県警

千葉県警は28日、大麻を所持し、使用したとして警備部第一機動隊に所属する男性巡査(23)を懲戒免職処分とした。同日、千葉地検麻薬特例法違反(所持)の疑いで書類送検した。 県警に対し、巡査は「以前から大麻に興味があった」と供述し、「警察官として取り返しのつかないことをしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱい」と話しているという。大麻は20代の知人の男に依頼し、入手した。県警は知人の男を同法違反(所持)で書類送検した。 巡査の送検容疑は、9月4日午後7時半ごろ、船橋市内の路上で知人の男とともに大麻を所持したとしている。同日、巡査と男の口論を目撃した人が交番へ行き、駆け付けた警察官が職務質問した際、巡査は意識もうろうとして倒れ、病院に緊急搬送された。その後の尿検査で大麻の陽性反応が出た。 巡査は一緒にいた知人の男から大麻を入手し、初めての使用だったという。県警は常習性はないとみている。 巡査は県警に採用されて約5年7カ月で、令和元年9月から第一機動隊に所属していた。普段の巡査の勤務態度に問題はなく、事前に予見できなかったことから、機動隊内での監督責任は問わないとしている。 川口光浩首席監察官は「警察の信頼を、著しく損ねる行為であり、断じて許されるものではなく、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。